雪国からふたたび東京に、カルメンの劇場入り

02/15/2013

カルメンに出るために一時帰省。
雪国からあたたかな東京にやってくるといっきに景色がごちゃごちゃと飛び込んで心臓がどきどきする。いっぺんにたくさん飛び込むと焦りにも似た感触に包まれてしまう。

大きな山やたくさんの樹、それすらもやわらかに否応なく覆ってしまう雪を毎日みているとこれがわたしと世界との当然の釣り合いなのだ、という気がする。
東京にいると隙間から生えている草とか家を縫って植えられている木とか屋根を照らす空とか、生きている大きさは変わらないはずなのになんだかわたしが見つけなきゃそこにいないような、そんな視野しか持てなかったのかもしれない。
だからもうそこにあるがまま、という世界にいて、わたしは小さいけれどそこにいればよかった。

久しぶりのオペラの舞台はやはり楽しい。
祭りはたった1日なのにそれに向けて大勢が建ててゆく。
舞台がすきだ。
ここで毎日生きていられたらいいのに。
と、やはり思う。
たったひとりで全部ひきずって踊ることとも違ってここでは月や太陽のようにはいなくていい。星のように。

このあと歌手のかたとオーケストラとの合わせ。
オケピットが深くないから音楽が近い。
どきどきする。