2nd a.

07/11/2012

好奇心と想像はせめぎあう。選び取ったつみかさねでわたしは立ち上がっているし、でも同時に混沌の海の只中に置き去りにもされている。
手がかりは水面から降りてくる光かもしれない。産毛を揺らす流れかもしれない。
聞こえない音のことを思う。
月は歌っていると思っていた。

凝縮して、みつめて、手放す。
自分がなにを飼っているのか知らない。
どうしようもなさだけがわかる。いやというほど、いつも、何度も、浮かんでは舌の根のあたりで殺されてしまうことばのように。
結局わたしは何を話しているのだろう?

音をみようとしたのか、光が耳に入ったのか覚えていない。
わたしは動き続ける。動き続けるわたしをなぞり続ける。
時間とは関係なしに鳴り続けている海鳴りのような、だからまた探すのだ。
でも何を?
蓋をする。
遠ざけてもう一度かえる。
身が竦む。
うつくしさは遠くから眺めるものであって、手を延ばすものではないのだ。

鳥が飛び立った。