本番前日、流れ星とさかいめの窓

12/13/2011


明日から本番。
スタジオの都合で金曜日だけが空いて、木・土・日で4公演。
私の作品はそんなに長くないけれど長くなくてもやっぱり本番の重さはそんなに変わらない。

もう明日だ、ということでとっくにこころは澄み切って、あとは時を待つのみ…
みたいになりたいけれどそういうふうにはなれず、さわさわ柳の葉のように揺れている。


今日は流れ星がたくさん見える夜のようだ。
小さい頃、ひと晩にずいぶんたくさんの流れ星を見たことを覚えている。
北に面する窓の柵から私は足を出して、外をよく見ていた。
足がぶらぶらと高いところから投げ出されている冷えた感覚は、空に落ちるようで好きだった。
流れ星がこんなに見えるんだ、とその時に思った。
その時にも夢みたいだと考えた気がするけれど今思い起こしてもあれは夢だったような気がしてならない。
立て続けに、まるで秘密を私だけに分け合うように、星が落ちていった。

ひょっとしたらあの晩は流星群に当たる日だったのかもしれない。


あの同じ窓から、私は光と影とのことを考えたんだった。
さかいめについて。
かなしさや不幸とは結びつかない、ひとりきりのことについて。