板倉克行インプロナイト

04/29/2012


photo by:Hideo TAKANO

26日、横濱エアジンで即興ライブ。
はじめて合わせるピアニストの方からの「ちょっとやってみましょうか」という電話いっぽんで決まった。
インプロなのでなにも準備は必要ないけれどひとまえで踊るのだという心構えをこんなに直前に整えたのは初めてかもしれない。
今日ライブだから時間ある?踊ってみない?の誘いに、うん、じゃいっちょ踊るか、というような飛び込みの楽しさは、今まで知らずにきたかもしれない。
用意も道具もなく突然やっちゃえる身軽さはだってただなんのことはない、踊りだものね、と思う。
わたし自身はたくさんそこに大事なことを抱えればいい。どんなにがちがちちシリアスであってもいい。でもまったくそれは見るひとには関係のないことだ、と、今日のような日は思うのです。

昔のわたしは舞台にあがるということが「自分にとって」特別なことだったな、本番前に「みんなテンションあげて、佳央理は下げなさい」とよく振付の方に言われたりしてた。
嬉しくて張り切って、たぶんからだの表面にいっぱいごてごてとくっつけていたんだろうと思うけど今考えるとわーって痒くなる。
舞台にあがるということが日常の友人たちと過ごして、そして自分も舞台で踊るということが「自分にとって」特別であるかどうかなんて捨て置かなきゃいけない、ということをいつのまにか身につけて、そして今やっぱりそれでも踊ることは毎回嬉しくて怖くて、ぜんぶなんだ、と思えるから踊りと出会ってよかった、と思う。
私が人生のなかで自分のために手にいれた、もっとも賢明な手段だったかもしれない。


写真は26日のもの。
高野英夫さんが撮って下さいました。


楽しかったし、まだまだだなと痛烈に感じる。