裸足の、

01/18/2013

友だちの友だちのまたその友だちの誕生日パーティに参加させてもらった。
ドレスデンで行ったクラブに似てる。
あそこは飛行場跡だったから広くて、けれどひとつ仕切られたフロアはこんな感じだった。

アマレットオレンジを注文したけれど早く全力で踊りたくって、一気にあおる。
天井からの照明がライトセーバーみたいで何度もなんども、たくさん切られる。
点滅する光と低音のリズムで血が沸き立つ。

いつからわたしは踊ることが恥ずかしくなくなったんだろう。
自分の思うままに、感じるままにからだを委ねてはばからないなんて、踊りをはじめてからもずっとできないことだったのに。
踊りに預け、頼って、浸かり、見せてもらえるようになったのは。

朝までだって踊っていられた。
ときどき、あんまりびりびりして高鳴りすぎてぱあっと静かになった。
皮膚だけがどんどん膨らんでゆく。
からだの内容が霧のように外へ融けだしてけれどちゃんと手の内にある、だから耳と耳がどんどん離れて遠くの音を内包するよう、私の呼吸のなかにフロアの全て、そこにいるひとの全て、ひかりのすべてが入ってくるようだった。
そんな時はいったん解いて、手をひらいて受け入れる。ちいさなわたし分しかないからだのことなんか忘れる。
時間がとまる。
普段は音楽にからだを満たされることが苦しいのに、踊りに変換しちゃえばこんなに自由だ。
はだしでおどりたい。
服なんか邪魔だなあ。
踊っているわたしはすれすれだ。
お酒を飲んでいなくても。
世界はぐっと濃縮され、スリルとうつくしさとかなしみとこうふくでいっぱいなんだもの。

今日はお仕事まで、静かに本を読む。