* 働くちいさいひとたち/カンボジア

11/23/2008


このあと、手を振ってくれた。
通りすぎちゃったからほんとうに一瞬だけ。

カンボジアの子供たちは写真が好きだ。
カメラを見せて撮っていい?と聞くとはずかしそうにするけれど、たいていそのままポーズをとってくれる。
デジカメだとどんなふうに撮れたかすぐみせてあげられるから、いい。
きゃあきゃあよろこんでくれる。

可愛い、だけではない。
カンボジアではこんなにちいさくてもちゃんと働いている。
4歳くらいの女の子が「きれいなはがき。1ドル」と、まだぐずるような声で話しかけながらずっと後ろを着いてくる。
ごめんね、いらないの。と言うと、ごめんねじゃないよ。いらないじゃないよ。と、いう。

もちろん本当にまずしくてこうして観光客をあてにしているひともいるだろうけれど、今回私が感じたのはそんなに切羽詰った雰囲気じゃなかった。
3人くらいの子供を連れて私にお金をくださいと本当に疲れた顔をして近づいてきたお母さんがいて、私はそれまであまりお金を出さなかったのだけれど(そういう行為について自分の考えがおいつかなかったから、行動にでられなかった)そのお母さんには少しお金を手渡した。
時間が経ってもう一度そこを通ったらさっきまでへとへとな顔をしていた家族が全員きらきらはしゃいでいて、お母さんは私に気づくと「えへへ、ばれたか」みたいな顔をしながらも、さっきはありがとうとにやりと笑った。
よかった、となんだか思った。

変な感覚かもしれないけれど、本当にすごく困っているひとにお金をあげるよりも、ちょっとおこずかいを稼ごう!と思っているひとにあげるほうが、気が楽だ。
だって、本当にすごく困っているひとを助けようとしたら私にはもっとたくさんのことがほんとうはしてあげられるかもしれないのに、と思うから。
そして、そのことがいいのか悪いのか、いいとか悪いとかの問題なのかも、やっぱりうまくまとまらない。