* 霧、晴れ、雲の上

11/03/2008


あっという間に太陽が雲に隠れる。
霧が車の窓から入り込んできて肺を満たす。
ライトに当たる靄に目を凝らしながら耳は乱反射する音を探す。

そしてまたこんな風に晴れ渡る。

太陽はどんな隙間からもまっすぐ差し込もうとする。
平面だけじゃなくていっぽんいっぽんの枝も葉っぱも、山で切り取られた影の部分とちゃんと住む場所を分ける。

美ヶ原高原。
あんまり遠くまで見渡せるからたくさん空気が吸えるような気がした。
このたくさんの山に鹿がいて熊がいて、もっとたくさんの鳥がいて、もっともっとたくさんの虫がいることが不思議だ。
きっと鹿は、こんなにたくさんの人間がいることのほうが不思議なんだろうけど。