11/10/2008


昨日カンパニーの舞台を見たこともあるし(これは良い意味で)ちゅんのこともあるし(これはちょっと心配)、他にもああそうかやっぱりか、みたいに勝手に思うことがあって、なにかとても心がやわらかくなっている。
ちょっとしたことがいつもよりも心にぴりぴり響いて、その度に深く呼吸をする。

たくさんのことに触れているつもりなのにそのどれも深くかかわってはいないんだ、と時々ぽつんと立っている自分を見つける。
いろんなものやいろんなひとのうわずみだけを撫でて生きているんじゃないかと思うことがある。私は何も与えない。求められないから、というのはもちろんただの言い訳で、私が歩いていっていない。
ざわざわと波立っているのにその正体をつかみきれないまま。
時間のせいにする。からだのどこかに刻まれているから大丈夫と思い込む。
その繰り返し。
砂になって全部吹き飛ばされているような気がすることがある。
振り返って呆然とする。
私に起こることはすべて私が起こしたことなので、それを納得するのも変えるのも私しかいない。
私に還ってくることだからとマイペースが過ぎるのかもしれない。

ひとつのものにひたと目を据えてしがみつく情熱も、いろんなものに触れてそれぞれを編んでゆける器用さも私には足りない。
いつも宙ぶらりん。
なんだかあっぷあっぷしている。
足らないのは必ずしもことばではない。
そのことに気づくことは痛かった。

変わりたいと思っているんだ。
と、今気がついた。

+

久しぶりに自転車に乗った。
会社の自転車はサドルが高くて気持ちが良かった。
ぱちぱちと枯葉が跳ね、ちゅんよりもずいぶん小さなすずめたちが急いで枝に飛び上がっていった。
古い文房具屋さん。電気屋さん。こんなところにラーメン屋さん。

私が知っているのは点だな。
知らないことばっかり。