* memo/水、根、螺旋、輪

11/14/2008


風? 布。あたたかい。いいニオイ。
洗濯物。
しっかりつかむ。
芯が湿っている。
水と、洗剤と、布がまだ混ざっているから。
水?螺旋に落ちる。暗い排水溝。川に出る。
洗濯ばさみが落ちた。
絞った水も落ちた。
絞るってねじることだったっけ。

もう水を知ったから表面をたどるだけで感じることができる。
根が求めるように。
土をかきわける。
繊維が抱き締めている水ごと、今度は私が抱き締める。

みどりのシャツと山吹色のシャツには同じ水が流れている。
結んで、ああ、でもしわができちゃうけど、糸同士を絡める。
結ぶってちいさな螺旋かもしれない。
這って潜る根も螺旋を描きながら手を伸ばすのかも。

さっき落ちたひとつぶ。
洗濯物から追い出された水。
暗やみにむかったひとつぶと太陽にむかったひとつぶの手はいつ絡み合うのだろう?

目覚めたばかりのあたしを繋ぎ留め、指先に満ちる。
根、葉、水脈?
血。
はり巡らす。結んで繋げる。
見ること。
想うことは空気に通わせること。
弦を弾くと私も震える。
呼吸、蒸発、
また還る。