* memo/糸

11/14/2008

灯りがついてそれがただの光の泡じゃないとわかってみるとそこにずっといたようになった
スイッチを押したのは私じゃない

皮膚や見えないところから繋がっている糸に動かされている
弾かれて初めて私が在るのだとしたらその見えない先に響かせたい

洗濯が好きだ
ぐるぐる回されているあいだに繊維から汚れがはぐれて溶け、どこか暗い場所に螺旋を描いて抜けてゆく
分かたれた水はほかほかと湯気を立てて肩を離れ、染みるような藍色にのぼる

私から流された糸はどこかで手を結ぶ
そのあいだの旅を記憶して

包んでいるそのなかに、あなたが入っているのだろうか?
もういちど考えるためにまた、灯りを奪おう