* さくらのたまり

05/08/2009


もう陽もだいぶ落ちていてあたりが暗くなっていたからきっと写真にはうまく写っていないだろうなと思ったけれど、あんのじょうだいぶぼけぼけな写真になっていた。

会社の帰り道いつもと違うところで曲がって、すぐにたどり着くはずだった目黒川になかなかつかなくて、
ここってこんなに土地に起伏があったんだと知って、
ひらけてみたらさくらがもうほとんど散っていて、
透き通るくらいにまぶしかったさくらの花びらがこうして川の端に厚く積もっているのが目に入った。
ちょうど杭のところに掬いとられて流れを乱されているそのかかわりかたがとても優しかった。
そしてさいごまで潔く艶やかであったさくらはこうしてやわらかく揉まれて、沈んだり、腐って溶けたり、ちぎられて澱みにたまったりするのだろう。

写らないよ、と思ったのにどうしても手が伸びて、柵の隙間から。