おいしい土のため

07/23/2009


出かける用意をしていたらおばあちゃんから電話が入った。
歯を磨いている最中だったからとれなくて、そうしたらおばあちゃんの声で留守電に「咳が止まらなかったらきんかんのはちみつ漬けを食べたらいいんだよ。わかった?」と伝言が入った。
ちょっと前にたくさんきんかんを頂いたからはちみつ漬けにしたいんだけど分量をインターネットで調べてくれない?って頼まれて、そして美味しくできたきんかん。
口をゆすぐ前にプーって電話が切れちゃった。
なんだかにこにこした。

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17日に踊ったみんなと打ち上げその1をしようということで恵比寿にある農家の台所というお店に。
頼んだプレートもすごく美味しかったけれど、野菜のサラダバーがとても楽しくて嬉しかった。
普段生で食べないえのきとかオクラもおいしかったし、かぼちゃみたいな瓜みたいなのとか、カリフラワーとブロッコリーのあいのことかソルトリーフとか、食べたことのない野菜もあって。
そのひとつひとつを「これなんだろうね?」とか「甘くておいしいねー」って話しながら食べることが、とっても幸せでした。
普段食いしん坊な私は「質より量だーーー!」と高校生男子みたいな勢いでものを食べるので…というのは嘘でのろいんだけど、でも腹を満たすことをわりと考えがちなので、ひとつひとつの食材をこんなふうに確かめて、話題にして、かみしめて、「おいしいね」ってにこにこしながら食べることなんか、そうそうない。
食べることってそれだけでこんなにも楽しくて幸せなことなんだなあ、と再認識。

このあいだ九十九里の帰りに地元の方が野菜を売っているお店に寄ってそこで甘いとうもろこしとかトマトとかびわジャムとか色々手に入れたんだけど、東京の自分のお庭で野菜を育てているゆこちゃんは、しょっちゅう気にかけて虫がつかないようにしてやっと育てた野菜たちと同じものが100円で売られているのを見てショックを受けていた。
農家だったら土地も広いしもっと量産できるとしても、考えたらとほうもないことだなと思う。
そのナスとかパプリカとかを、新聞とか読みながらただ噛んじゃってるなんて。

たくさん元気をもらう食事だった。

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それから本題の踊りのことについて。
どんどん核心に向かっていくしかないんだと思う。
ない知恵であろうがつまっていない抽斗であろうがぎゅうぎゅうしぼってあっぷあっぷでもいいから呼吸して、なにかしらにするしかない。
きっと自分が成長することを待っていたら化石になっちゃう。
スマートにやろうとしたらあんこうは釣れなくてあめんぼばっかりさらうことになる。
足元を耕すはずになる今年一年だったけど、たぶん耕すことでたがやされるんじゃない気がしてきた。