* 淡路島日記/山を降りる

09/04/2009


お盆に入るまでは随分と時間があったので(今思えば)午前中は海辺まで散歩することがありました。
小さいとはいえ、山から海までの道のりは急で、暑かった。
蝉の声が響くなかだんだん無口になっていって、じりじりやける肌をふいに風が抜けてゆくとみんなで顔を上げる。
夏休みだね、としゃべりながら歩いた。

うん。
ほんとうに、夏休みっぽかった。

すっかり土に馴染んでいるボート。
もっとしんとそこにいたのに。
しゃべりだしそうな無言じゃなくて。

スイカの生っているおうちをゆるく曲がり、やがて海が見える。
何度も通ったのになんどでもその眺めは元気をくれた。

ほら、やっぱりカメラの設定が悪い。
全部白く撮れてしまっている。

みどりがあっというまに干からびてしまわないのが不思議なくらいの太陽だった。
じりじりと容赦なくて、暗い土まで奪ってしまいそうな。

道を囲む草や樹はちょっと変わっていた。
長野とか山梨とか、そういう山で見る植物とも違っていた気がする。
なんというか、和洋折衷みたいなかんじ。

草の名前も分からない。
鳴いている鳥の名前も知らない。


ブレード