無題

01/01/2011


写真を選びながら、ラボに向かいながら、ルーニィに向かいながら、いろんなことを考えた。
焦ることはたくさんあるのだけれど、それにしたってどうしてこんなにずっと心臓がおちつかずざわざわしているのだろう。
毎日は波のように、得たように思える日もあればからっぽの穴から抜けられないときもある。
そのことはもうだいたい分かっているし次の波のために今を享受することもできるのだけれど、その繰り返しが自分をどこにも運んでいないかもしれないと思うとひどくつらくなる。
ときどき。
それはすべて自分が握っていることでわたしを動かせるものはここにしかない。
でもこの輪郭のなかにあるものがすべてだから限りもまたここにあって、それをややもすると諦めそうになる。
諦めるならまだしも、求めることを忘れる。
求めることを、自分の、可能性のなかだけで限定して、満足しているように錯覚する。
それ以上を求めて奔走することで疲れても結局はそういうふうにしてゆくしかないのに。

もうどんなにぼんやり歩いても迷子にならない町を歩いているのに、どうしてこんなにどきどきするんだろう。
ひとりで歩くといつもどきどき追い立てられるような気がする。
時間に、電車を降りる場所を間違ったらどうしよう、スムーズに道を間違えずにいけるかな。
そんなこと瑣末なことだし特に約束がなくても、なにかきりきりとわたしは焦っている。

この先、どんな写真を撮ればいいんだろう。
なにを踊ったらいいんだろう。
どんな色にも目がいかなくなって世界がどんなふうにみえるのかときどきわからなくなる。