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07/21/2012

いつも誰かが着地させてくれた。
けれどその着地点にじっと落ち着いていることができずにまた駆け出した。
崖を越えたらもうわたしの羽根だけで落下を止めなければならなかった。
もしも落下を止められないのなら空だけを見ていようと決めて、今のところ足はまだ砕けていない。

狭いところで踊ることに慣れた。
ひとりで踊ることにも慣れた。
今私はアンサンブルで大きな舞台で踊れるんだろうか?わからない。どんなふうに誰かと、わからないふうに呼吸を合わせるのだろう。
あの、呼吸を合わせてないみたいにみせながら動きを合わせるということ自体がなんだかやりようによっては変だな。かといってつくられたものに興味がないわけじゃない。ぎりぎりまで排除したいのだ、たぶん。
今自分が課したことは踊りに留まらず生活の大部分を覆うあるものと根を同じくしている。
踊りでは勇気を持てるのだから平気だ。
そう考えたい。
踊りで乗り越えられることを、生きることで乗り越えられないわけがない。
わたしが踊りからもらったいちばんだいじなことは、こういうはったりのようなことかもしれない。

お母さんくらいのひとを電車で見かけると席を譲ろうか迷う。
わたしは今とても家族のことが気になっている。
なぜだろう。
おばあちゃんにも会っておかなければと思うけど、おばあちゃんは会わなくてもいつまでも会えるからと思いたくてなかなか会いにいかない。