日がな

08/12/2012

朝起きて稽古をして薄暗くなるまで本を読んで、洗濯をしてひとと話をする。
そしてまた稽古に行ってひとと話をする。
しっかりご飯を食べる。
当たり前のことをしてみた一日は、とても長かった。
バイトをしながらぐっと集中して時間を数える一日に対しても実はそんなに悲観的ではないけれど、それでもうずうずすることは否めない。
からだもこころもこんなふうに、じっとしているなんて!!と。

薄暗がりで見るウイスキーの瓶のみどりはきれいだ。

Mと話をして振れ幅のおもりを真ん中に戻した。
ふらふらと迷う細い針はとても人間的で好きだけれど自分のはなしになると好きなどと言っていられない。
話をしたあとではいつも、そのこともまるごと飲み込むことができる。
またすぐに忘れてしまう性分なのも知っている、でもそうしたらまたいつでも長いはなしをすればいい。

予感というものがどれだけ望みや心配と混同されているかということについて話した。
いつも、同じところに腰をおろしながら別のものを食べてきた歴史のことをとめどなく話す。
どんなに握っているちからが強くとも、さいわいなのはそれが自分の範疇だということ。
呆然とせざるを得ないのは、何万回も気づきながらまた同じ場所に注いで、零しているということ。


今日は暗闇で稽古をする。