薄日の入る部屋

08/01/2012

薄く陽が入る部屋から庭の日だまりを眺める。
窓は細く空いていてそんなに遠くないのに思いを馳せる行為みたいに、眺める。
うぐいすが鳴くのは春だけではないと知った。
同じだけの細さで部屋の逆の扉を開けてその真ん中に座ってみる。
枝が揺れたのは通り抜けた風が触れたからではないかと思ってみる。
会話は粘土を重ねて像をつくることに似ていて、こうして黙って何かと隣にいる行為は彫り削ってすがたを露わにしてゆく方法に似ている。

また陽が強くなった。