die Nacht

08/24/2012

何かを回復しようとしている。
なにぶん生まれて初めてのことだからおそらくいっぱい間違っている。
余計なちからが入り、無駄な道に踏み込み、息を詰めすぎてもったいない時間を過ごしてる。
そういうことも全て含めて抱えて歩こう、と決意していたとしても帰り道、とぼとぼ俯いてしまう。さめざめと泣いたりはしないけれど、からだごとどぶに打ち捨てたくなって、空ばかり見る。

びりびりあちこちに亀裂が入って、これはチャンスだと思う。
なのにその焦点が結べない。
もしかしたらわたしはそんな風にしか、何かに触れることができないのかもしれないと薄々気がついてはいるけれど、クリアに、かたちを持って見据えたり語ったりすることの強さに押し黙る。
黙って、水をあげればいいのだ。
肌に当たるひかりと影の部分をただ感じ分けるように、そんなふうに張り巡らしてきたのだから。
振り返ればいつだってそこにひとつずつ手渡してきた。
けれどとっても遅い。
300年生きられたら間に合うかもしれないけれど、こんな微かで細やかで遅々とした歩みは自分をもいらつかせ、飽きさせる。

そのことを抱きしめたい自分と、そのことを踏み割ってしまいたい自分とが同時に、同じ強さで叫ぶ。

檻のなかにいる。
けれどからだが檻で同時に翼であるように。
ぜんぶ、かかえたいと決めたのだから。