まつりのあと

10/21/2012

見たり感じたりするものはその瞬間からどんどんとりこぼされ、とどめておこうとするとそれはいつも遅すぎるほんの一部だ、ということを写真は教えてくれる。

ものすごくだらだらと2日間をすごした。
こんな怠惰を許したのは久しぶりだ。
何もしないでも1日は同じように過ぎるし、自分以外の誰もそのことを咎めない。
どんなふうにも生きてゆけるのだと思うと、なんだかこわい。

花火を最初に考えたひとはすごいな。
そらに光を打ち上げて立体を描き、みんなで見ようなんて。
ここぞとばかりに大はしゃぎする子どもたちが可笑しくて仕方なかった。
解き放たれた猛獣みたいに飛んだり走ったり唸ったりしていて、夜は長いんだよ、大人になったらわかるんだよ、とマスカットの香りのするワインを飲みながら見ていた。

まつりが終わって帰るひとを眺めるのはいいものだな、と知った。