触れてる壁と、触覚をみているその距離はまるで等しくない

01/13/2013

たくさん本を読んだら体の中がからからになって熱をもった
ためこむだけためて、どこにも吹きかけず、ひとすじも紡ぎだしていないからやみくもに飲み込んだひとつひとつをのがすまいと何度も目を瞑って
生きてる間に読める文字はほんの少しだからわたしは墓所のひとたちみたいにことばを辿るための永遠が欲しい
その、隣とのほんの僅かなひっかかりの違いを、前歯でぷつぷつ噛むみたいに、あたためられる舌と一緒に、なんなら泥に塗り込められても構わない
だけどほんとはなんの役にも立たない気もしていて、だってつめこまれた肉が永遠でないから、だったら有意義な生き方ってなんだろう、このかすかな疵みたいな
今はわたしのなかに撒き餌をしておびき寄せたりどこがどれだけ重なったかを懸命に透かして見てる、そしてそれについていったいわたしはどう感じてどう揺すられひびを入れ剥きたいのか、なにとどれを混ぜてどの道を選り分けるのか、みたいな反射的な作業をしたいらしいんだけどあまりに長丁場になるのでざらざらと零れて振り返ると呆然とする、時間だけが、そこにからっぽに山になる。
はらはら熱を傾けられて。

重力の集まる濃くて熱い、ゼロみたいな焼けにからだが裏返って落ち込んでゆく、それで?それでも相変わらずわたしは肩を床に押し付けて重さのあるままなのだった

焼けて焦げてしまうまで追ってみよう
ワックスの床、そろそろくっつかず稽古ができるだろうか。
無心で読んで、書いて、動いて、表面のことはいいや、中心にもなにも据えない。
石炭みたいに、熱のために、産声なんて期待していない。灰のさいごまて。