氷原に沈む、そして振り返ってあるのは焼き付いた太陽ではない

03/18/2013

あのときは終わってからすべてに気づいた、それはわたしが同じことを味わわったからで、答えはまっすぐにはやってこなかった、けれど子どもが世界の仕組みをわかるようにそれはだんだんと解き明かされていった
どちらも自分の身にいれないとわからないことだったのかもしれない、けれど組み上がったそれはとうの昔に目の前に示されていたことであったので後悔しないわけにはいかなかった

ありのままに、この手などに震わせられず、握って覆い隠すなど以ての外で、遊ばせたままに並走したい、世界に対してそんなふうに願う一方でわたしはどうして、なぜなの、と全てを知りたくて、全部をつぶさに見ておきたくて仕方がない
一端を握っていればいつか謎は結んだ掌をほどいてくれるとでもおもうのか、頑なに

世界はきりなく広がっていってほしい、傍にあるちいさな石だってわたしの目に見えるもののまんまじゃあないし、隣にいるひとだってわたしに分かられるようじゃいやだ、そんな容易さはいらない、だけど、だけど全部見渡したくて休まらない
わたしじしんの手すらきりのないものであってほしいからなのか、わからない、だからどこまでも追いかけまわせる深みや遥かまで続くことにしか安心して任せられない
どこまでも極端に振れて壊してしまう、そんな火のことを知っていたからなにも欲しがらなかったのだ、と今なら解る

ただ受けて咀嚼して、どこかに流す、寄り道だってする、小鳥のように様子を見にいって撫ぜ、目印をおいてくる
守るためにその枝は地図であり続ける

焼きはらったり翼で遮ったり果てしなく染み込んだり
いったい、すべてのことをしようとしてるんだろうか?
そして同時に、行き止まりが見えた途端にふいと信じなくなる、
ふたつは両立し得ないものだということもしってる

ひとの世界におりてきなさい、と言われてずっとそのことを考えてきた気がする
すこしずつわたしは、そのにおいを知りつつある、のだろうか