漏斗

05/28/2013

高いところから低いところに水は流れる。
シーソーのバランスを取るために、わたしは姿を変ながら、
漏斗のように集めて、どこかに流す。
スイッチを切っているわたしはそんな容れ物だ。
スイッチを入れていい、とサインが瞬く時は限られている。

箱庭にいっぱい詰め込んで色とりどりのぎゅうぎゅうまんぱんだから、不用意に扉を開けると赤ちゃんのまま飛び出てしまうのじゃないかと、もう一回蛇口を閉める。
自分のこととなると漏斗の口は細くて脆くて直通すぎる、だから今はその口を使うのをやめる。