ひきがね、ルーニィへのミニ展示再開しました!!

03/24/2011


髪をカットしてもらった。
あたまを振るとパーマやさんのかおりがするのが好きだ。

帰り道、どこも暗い。
自分の足音が大きく響く。
聞いて拾っている音の層がいつもと違う気がする。
暗いね、でも大丈夫だね、って目配せしなくてもすれ違うひとたちとかわしている、そんな想像をするだけで少しほっとする。

何かと、だれかとつながることや、生きるということそのものに対する意識のひきがねをひかれた今、もう前のようには生きられない。
そんなことを毎日考えてる。

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おとといの火曜日から4月2日の日曜まで、四谷三丁目のギャラリールーニィの書籍スペースに写真を飾らせていただいています。

1月末のメインスペースでの展示を終えてからは、ちょっと気が抜けて写真がなかなか撮れなかったり、踊りに行くぜのツアーに出かけてばたばたしたりしていたからやっと再開、という今回。
それなのに震災の影響で現像もプリントもできず(電車が動かなかったから)どうしようかなあ、と本当に困りました。
私ひとりの手では完成させられないんだなあ・・ということを痛感。
まあ、そんなことを言ったらカメラだって自分が作ったり直したりできないもんなあ・・とかへりくつを言ったりして。

そのとき手元にチェキがあることに気づいて、あ、これならできる!ということで今回の作品はチェキです。


どうしても震災より前に撮った写真を今出すことができなかった。
かといって、自分がこの状況から受け取っていることの大きさを写すことなんて、どうしてできるのかわからなかった。
ちょうど電車が何日も止まって、わたしは久しぶりに家で休むことになった。
まるきりのお休みなんて久しぶり。
連休なんて何ヶ月ぶりだろう。
朝から晩までTVやインターネットや携帯をみて、本を読んで、家族とご飯を食べて鳥と遊ぶ。
お茶を入れる余裕があって夕焼けをベランダから見て花の水を換える。
ソファで居眠りして今まで知らなかった誰かのつらい顔を見てラジオに耳を澄ませる。
簡単な昼ごはんを食べてお母さんがおばあちゃんと電話で話しているのを聞く。
いつもの私の生活が止まって、もうひとつの時間が流れる。
こんなことがなかったら味わわなかったであろう一日。

そんな時間を、今回は撮りました。

私の部屋の一角に、いただいた手紙とか好きな写真を貼るスペースがあるのだけれど、その壁ごと、今回は展示することにしました。
わたしの部屋からはじめる、みたいなことばが何故か浮かんで、たぶんそれはこの震災によって自分がどこにむかって歩きたいのかということに本能がちかりと目を光らせたのだと思うけれど、まだわたしの頭はそこに到達していない。
そんな、もしかしたらいろんなひとが感じているその予感のような感触を、自分の足元に立ち戻ってはじめるときなのかな、というようなそんなことかなと思って。

新宿からもすぐですので、お時間があればお立ち寄りください。

□Roonee 247 photography