金色の…/カンボジア

11/11/2008


からまった樹の枝。

虫取り網を持った男の子ふたり。
何がとれたの?とみせてもらった途端、私の全身に電気が走った。
なぜなら。

先ほど立ち寄った寺院の階段のところに、金色の、かえでの種の殻のような透明で細長いなみだの形のものがたくさん積もっていた。
太陽にきらきら照らされてきれいだったから何枚も至近距離から写真を撮った。
いったい、どの植物のものだろう?
でもわからなかった。
かさかさ音をたてて風に吹かれて、ほんとうにきれいだった。

その虫にはその金色の翅が生えていた。
それもこの網の中にうじゃうじゃいっぱい。
多分、羽蟻なんだろう。

あれはものっすごい大量の羽蟻の、抜け落ちた翅だったのだ!
思わず叫んじゃった。
虫はそんなに嫌いじゃないけれど、羽蟻が駄目になった瞬間かもしれない。
だって、足下で舞う金色をうふふ、って見てたんだよ!
大量の虫の翅と知らずに。


このあともっと恐ろしいことが私を待っていて、それでこの虫を決定的に嫌いになった。