東北へ、雪と車窓

01/13/2012


窓の外が雪がちになってくる。

あまりたくさん旅をしたことのない私は、電車で進むたびに雪が深くなってゆく光景というとコペンハーゲンからストックホルムに向かった時のことをどうしても思いだしてしまう。


東京でも過ごせるような軽装で電車に乗ったのに、窓の外はどんどん雪深くなってゆくし、どんどん深い森の中へ入ってゆく。
川のふちを見ると雪は大地からぐっと押されてものすごいボリュームで突き出している。
それなのに私は簡単なブーツに、薄いダウンジャケットに、20キロのスーツケースを抱えている。
もしかしてこのまま夜にストックホルムに着いても遭難したり凍死したりするかも・・と心配したのだった。
でももうデンマークにも、ドイツにも帰れなくて電車の中でちょっと泣きそうになった。

結局、ストックホルムは都会なのでへいちゃらだったのだけれど。

その気弱さを引きずって、ほんとうはホテルまで歩いて行こうと思ったのにタクシーを使ったのでした。
(でもホテルまでタクシーで高速のようなものを使って15分もかかったからきっと歩くのは無理だった)


それにしても、こんなふうに景色は平らだ。
だからおのずと、見たいものも横長で、カメラも素直にそのまままっすぐ。

雪はうつくしかった。